かつて木だったものたち

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かつて木だったものたち の画像
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かつて木だったものたち

オブジェ

大坪メイ

YEAR
2025
AD, D
大坪メイ
ORG
竹尾 青山見本帖

紙の専門商社である竹尾のショールーム、青山見本帖にて展示をした作品。 場所の特性から、紙そのものをテーマにしたいと考え、“紙は木からできている”という原点に立ち返ることにしました。 木製の日用品を紙で象ったら、木の佇まいになるだろうか?という素朴な疑問からはじまった試みです。 一見すると見慣れたこの木箱や籠は、よく見ると紙製で、シャープかつ軽やかな、紙ならではの表情が現れています。 タイトルにした〈かつて木だったものたち〉とは、紙そのもののことであり、紙で模されたこれらのオブジェクトのことでもあります。 この紙が、このオブジェクトが、かつて木だったときの面影を感じていただけたら嬉しいです。

〈制作について〉まずPCで図面を作成。型紙を重ねたファインペーパーをハサミやカッターで切り、組み立て、仕上げに金具を模したシールを貼る。できあがったものは記録撮影をし、使った用紙と合わせてシートにまとめる。 上記の全ての工程をひとりで行い、PCとプリンター以外の機械は使わず手作業で作りました。コスト削減や納期短縮という理由もありましたが、自身の手で作ることに意味があると信じたい自分もいました。

作品テーマとしてそれらしいコンセプトを述べていますが、きっかけは、箱や籠が好きだから、というシンプルな理由からでした。 我が家には、箱専用の段ボール箱が4、5箱あります。お菓子の箱や缶、プレゼントの箱、好みのものや資料として役に立ちそうなもの... 職業柄もあり、ついつい捨てられずに溜まっていくのです。 サイズもまちまちなので、パズルのように組み合わせてしまっているつもりでも、とにかく嵩張る。 ぎっしり詰め込まれた箱が、部屋のあちこちにあり、いざ探そうと思っても見つけられない大変な状態です。 その上こんな作品まで作ってしまい… 箱は増え続ける一方です。