つくりかけラボ17 井上尚子|記憶の標本室
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つくりかけラボ17 井上尚子|記憶の標本室
ポスター・フライヤー
大坪メイ
- YEAR
- 2025
- AD, D
- 大坪メイ
- CD
- 植原亮輔
- CL
- 千葉市美術館
千葉市美術館で開催した展覧会のビジュアル。 公開制作やワークショップを通して空間を作りあげていく『つくりかけラボ』のひとつで、 “匂いと記憶"をテーマに活動する井上尚子さんによる、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。 ガラスドームの中に匂いを閉じ込めるという展示スタイルからインスピレーションを得て、 匂いや記憶という目に見えないものが、ドームの中に充満しているイメージで、 想像力が膨らむようなビジュアルを制作。フライヤーにはマットスミとグロスニスを併用することで、ガラスの光沢感を表現しました。
グラフィックデザインは、見えないものを視覚的に表現するという場面が多々あります。それは概念であったり、感覚であったり、空気感のようなものだったり... むしろそれらを視覚言語することがグラフィックデザインの仕事、と言ってもいいかもしれません。今回は「匂いと記憶」という見えないものどう表現するかが課題でした。展示で体験できることが具体的に伝わる方がよいのではと、匂いを嗅いでいる人物の写真を用いてみたりもしましたが、結果的には抽象的な表現にとどめました。どこに着目し、何を掬い上げるのか。常に選択の連続です。
どちらかというと、匂いには敏感な方だと思います。 苦手な匂いを察知すると、かなりはやいスピードで鼻息を止めています。 だんだん、視覚的な情報や経験値から、警戒心が高くなり匂いを感知する前に鼻息を止めるようになりました。 魚屋さんの前を通る時、お店で出てきた水を飲む時、タクシーや混んでいる電車の中… 無意識に鼻息を止めていることが多すぎて、いい匂いを嗅ぎそびれていないかが気がかりですらあります。ちなみに、目覚めて1番に嗅ぎたいのは、小麦の焼けた香ばしいさと、コーヒーの香り。















