跳ねる、落ちる、あるいは……
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跳ねる、落ちる、あるいは……
ブックジャケット
石田和幸
- YEAR
- 2025
- AD, D
- 石田和幸
- CL
- 竹尾
雑誌『ブレーン』のシリーズ企画「感じるブックジャケット」で制作したブックジャケット。紙の専門商社・竹尾のファインペーパーと、多彩な印刷加工技術を掛け合わせることで新しいブックジャケットを提案する。という企画に対して、小説ではなく文庫の漫画をモチーフにすることで、新しいブックジャケットの顔つきを作れないかと取り組んだ。表現の面では、「ユレやカスレのある手描きの細い原画を箔押しで再現できるか」ということに挑戦し、美箔ワタナベさんの高い技術力により実現することができた。
僕は小説をほとんど読まない。なので、この企画に声をかけてもらった時はどうしようか…と少し困った。これ以外にも、免許を持っていないのに車の広告を作ったり、浴衣ぐらいしか着たことがないのに振袖の撮影を行ったり、全く知らないジャンルで焦った経験が何度もある。そこには大きなスリルと不安が伴い胃がキリキリとしてしまうが…未知の世界に無理やり接続してしまうのがグラフィックデザインの面白いところでもあるし、見知らぬ素人の目線で作ったものが案外良かったりするんじゃないか?と信じてこれからも色んな世界に飛び込んで面白がっていければと思う。
学生の頃、手塚治虫作品をはじめとした古い漫画の吹き出しや効果線・効果音の形の美しさに魅了され、吹き出しを主題にした作品を作ったことがあった。それ以降も「漫画」というモチーフには興味がありながら自分の制作とは結びつかなかったが、文庫の漫画というテーマが降ってきたので、自分なりに漫画をテーマに描いてみた。過去の興味に通じるような、主役のキャラクターは小さく、効果線やオノマトペが目立つような2ページの漫画(のようなもの)が生まれた。だいぶ先、すごく暇になるかすごく仕事が早くなって時間ができたら、長編の漫画(のようなもの)を描いてみたい。













