管を巻く
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管を巻く
ブック
石田和幸
- YEAR
- 2025
- AD, D
- 石田和幸
2024年に開催したドローイング展での展示作品をまとめた作品集。 「管」をモチーフに、長さや傾き、重なりなどいくつかの要素を組み合わせそれぞれの度合いを変えていきながらさまざまなバリエーションを制作した。工業的でありながらどこか原始的でもあるドローイングに対して、手触りや土着性を感じる用紙を組み合わせて束ねることで、国や時代が曖昧などこかから掘り起こされたような佇まいを目指した。
「人間は入り口と出口がある管だ、そう考えると気が楽になってくる」ある本でそんなフレーズを見た。なぜか、めちゃくちゃ分かる! と思った。冷たく固く乾いた「物」への憧れが昔からずっとある。
小さい頃、物を拾ってくるのが好きだった。いろんな石を拾い集めたり、プラスチックの歯車や何かのネジを拾っては玄関の棚の上に勝手に並べたりしていた。 それらはもうどこにあるかわからないが、大学時代家の前で拾った錆だらけの小さく薄い鉄板と、同じく錆びて捻れた10cmくらいの鉄の棒は今でも本棚の端に置いている。



















